2025.10.30レポート

CHILL CLASSIC CONCERT SEASIDE -1990’s Memories Collection- 公演レポート

2025年10月25日(土)、26日(日)に”1990年代のヒット曲”にフォーカスした「CHILL CLASSIC CONCERT SEASIDE -1990’s Memories Collection-」を開催しました。今回はその模様をレポートとしてお届けします。

<プログラム>

「CLOSE TO YOU〜セナのピアノII〜/DEEPER AND DEEPER/LA・LA・LA LOVE SONG」メドレー
「ラブ・ストーリーは突然に」
「世界中の誰よりきっと」
MC①
「空も飛べるはず」
「HELLO,AGAIN~昔からある場所~」
「LOVE LOVE LOVE」
「別れの曲 エチュード集 Op.10 第3番 ホ長調より / SAY YES」メドレー
MC② -楽器紹介-
「もう恋なんてしない」
「たしかなこと」
「PRIDE」
「SWEET 19 BLUES」
「名もなき詩」
「世界が終るまでは…」
「HOWEVER」

アンコール
「Tomorrow never knows」

<開演前にも思い出づくり>

会場に入ると、ステージ奥に横浜の海を望む美しい光景を望む非日常的な空間が広がっています。開演前から、ドリンクやフードを楽しんだり、お連れの方との記念撮影をする様子など、みなさまそれぞれのお時間を過ごされていました。
大さん橋公演では、第1・2公演はカーテンが閉じ、美しい空間に没頭できますが、第3公演ではステージ奥のカーテンが開きます。
季節も冬に近づき、第3公演の頃には外は夜景が浮かぶ暗闇に。ステージ奥にはライトアップされた船が通り過ぎる場面もあり、本公演ならではの一幕となりました。
今回のテーマは「1990’s Memories Collection」。30年経った今も色褪せない1990年代のヒット曲を、中山さんによるチルクラシックオリジナルアレンジで全曲お届けしました。
今回のプログラムは、当時を知らない世代の皆様もどこかで必ず聴いたことのある、そんな世代を超えて愛されている名曲たちばかり。
出演者の皆様からもご好評の声を多くいただいたプログラムとなっています。
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<ピアノの美しい独奏から開幕>

冒頭、編曲者でもある中山さんの美しいピアノから始まったメドレー。
その後、華やかに「LA・LA・LA・LOVE SONG」へと繋がり、そして「DEEPER AND DEEPER」へ。
展開が鮮やかなオープニングメドレーとなり、開幕のワクワクした気持ちがより一層高まりました。
そして次の「ラブ・ストーリーは突然に」は、まさに原曲の歌声を彷彿とさせる弦楽器の伸びやかな旋律に加え、バックで時折聞こえる低音楽器のフレーズが非常に印象的な一曲となりました。まさにチルクラシックならではといえる、原曲J-POPの良さと、そこに新たな彩を加えるクラシックアレンジのコラボレーションが光った一曲といえます。
特にこのポイントは、中山さんのこだわりが詰まった編曲となっていた模様。
中山さんがどのように編曲したのか、その背景がわかる「アレンジ秘話」はこちらから併せてご覧ください。
本公演では「オーケストラコンサート自体初めて参加するという方はどれくらいいらっしゃいますか?拍手で教えてください」というビルマンさんからの質問も。
いずれの公演でも拍手が聞こえ、初めてのクラシックコンサート体験として足を運んでいただいていることも、嬉しく感じられるシーンとなりました。
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<当時を知らなくても楽しめる1990年代の名曲たち>

MC後も、1990年代を彩った名曲たちが続きます。
今回のプログラムにもラインナップした名曲たちは、どこか切なさが溢れている曲調が多く感じられますが、クラシックアレンジによって生まれ変わると、その切なさがより一層際立ち、胸が締め付けられるような気持ちになります。

そんな中、今回特に反響をいただいたのが「別れの曲 エチュード集 Op.10 第3番 ホ長調より / SAY YES」メドレー。
ドラマ主題歌として大ヒットした名曲「SAY YES」から始まり、クラシック楽曲「別れの曲 エチュード集 Op.10 第3番 ホ長調より」へと繋がり、また戻ってくる。その美しい移り変わりに驚いた方も多かったはず。
中山さん自身も「一番お気に入りかもしれません。。。」と語るほど、素敵な楽曲に仕上がったメドレーでした。
また、恒例となっている楽器紹介のコーナー。
今回選ばれたのは、弦楽器の中で一番大きく低音域を担当する「コントラバス」と、対照的に、高音を担当する木管楽器の「フルート」。
お二人とも公演ごとに違う楽曲を披露してくださり、一コーナーとは思えないほどの演奏を披露してくださいました。ビルマンさんからは「楽器紹介とは思えない..!」との声も。
そんな素敵な楽器紹介をしていただいたのは、コントラバスの藤井将矢さん、フルートの泉真由さんでした!
楽器それぞれの魅力をお届けするこのコーナーは、チルクラシックならではの魅力にもなっていますが、今回もお楽しみいただけたのではないでしょうか。
アンケートでは、チルクラシックコンサートをきっかけに楽器を始めた、という声もいただいており、みなさまの新しい一歩を踏み出すきっかけとなっていることを非常に嬉しく感じております。
今回もそのようなお時間をお届けできていましたら幸いです。
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<アンコール>

アンコール1曲目は、お客様による選曲で中山さんとビルマンさんの即興演奏をお届け。
今回は「シングルベッド」「今宵の月のように」「TRUE LOVE」の3曲から、お客様の拍手の大きさで選曲されました。
お客様を毎回とても悩ませている名物コーナーとなりましたが、今回はなんと、「シングルベッド」が惜しくも選ばれないという結果に..!
出演者の皆様からは大きな拍手で支持されていた楽曲でしたが、お客様からの熱い期待は「今宵の月のように」「TRUE LOVE」へ届いたようです。
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そして、最後を締め括ったのは大編成でお届けする「Tomorrow never knows」。
なんといっても印象的だったのが、ビルマンさんによるヴァイオリンと田中拓也さんによるサックスの掛け合いによる演奏。
そして、オーケストラ全体で壮大に奏でられたラストは、思わず涙が溢れるような感動を届けていただきました。
指揮者の海老原さんからも「魅力的な90年代の楽曲たちを、”楽器に着目した”中山さんならではのアレンジで、出演者の素敵な演奏でお届けでき、そしてご来場いただいた皆様と一期一会のものが作り上げられた」という言葉が。
まさに、その日その時間でしか体験できない、素敵な思い出がお届けできたのではないでしょうか。
次回は12月神戸で初開催!年内最後の公演となります。
2026年は全国12都市で開催されます。多くの皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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<ご来場いただいたみなさまのご感想>
アンケートよりいただいたご感想の一部を紹介いたします。
「クラシックはどこか遠いイメージでしたが、そんなことはなくとても楽しめ、癒されました!一緒に行った親もとても満足して次回も行きたいと言ってくれ、家族共通の趣味ができました。」

「興味はあってもなかなか行く機会が無かったり、なんとなく敷居が高いイメージもあるクラシックコンサートを、こんなに気楽にゆったりと鑑賞することができ、最高に贅沢な体験をさせていただきました。曲目は自分の年代とは異なっていましたが、どれも有名な曲ばかりでアレンジも美しく、本当に楽しい時間を過ごすことができました。何度でも来たいし大切な人にすすめたい。素敵な公演をありがとうございました!」

「初めてこちらの公演を鑑賞させていただきました。最初の曲から素敵なメロディを聴き、自然と涙が出るくらい感動しました。どの曲も聞いたことがあったり、好きな曲だったりしたことから、よりクラシックに親しみを感じるようになりました。
できるなら、毎回公演を聴きたいくらいです。合間の会話もホッとする瞬間があり、興味深く聞きました。
このような素晴らしい公演を聴かせていただき、ありがとうございました。」

協賛

明治安田生命保険相互会社、ローソンチケット

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