2026.08.14レポート

CHILL CLASSIC CONCERT -BEST SELECTION 2026- SENDAI 公演レポート

2026年8月8日(土)・9日(日)、CHILL CLASSIC CONCERT -BEST SELECTION 2026- が夢メッセみやぎ本館 展示ホールにて開催されました。東北地方では初となる本公演。2日間・全6公演にわたり、多くのお客様にご来場いただきました。
夏休み期間ということもあり、幅広い年齢層の方々にお集まりいただいた仙台公演。東北地方では初めての開催ということもあり、ほとんどのお客様がチルクラシック初来場、さらには生のオーケストラを聴くこと自体が初めてという方も数多くいらっしゃいました。会場の規模も過去最大級と、あらゆる意味で特別な公演となった本公演の様子を、レポートとしてお届けします。

<キャンプライトが灯る、非日常でチルな空間>

見上げるほど高い天井が広がる会場は、まるで大きなテントの中、あるいは野外にいるかのような開放感。天井から吊るされたキャンプライトが灯り、どこか幻想的な雰囲気を作り出します。この広さがあるからこそ映える照明演出も今回の見どころのひとつ。 ドリンクコーナーには仙台のクラフトビールメーカーが手がけるご当地ビールも並び、開演までのひとときを思い思いに過ごすお客様の姿が見られました。
仙台レポ01

<前半〜名作ドラマ主題歌からクラシックの王道まで、チルクラシックお馴染みの曲がずらり〜>

1. 「CLOSE TO YOU〜セナのピアノII〜/DEEPER AND DEEPER/LA・LA・LA LOVE SONG」メドレー 2. 愛唄 3. パッヘルベルのカノン 4. 楓 5. きらり 6. 蕾 7. Hello,Again~昔からある場所~ 8. 奏(かなで) 9. Sign
仙台レポ02
「CLOSE TO YOU〜セナのピアノII〜」「DEEPER AND DEEPER」「LA・LA・LA LOVE SONG」の3曲メドレーで幕を開け、静かな旋律から徐々に熱を帯びていく構成でオープニングにふさわしい期待感を高めます。 続く「愛唄」は、オープニングメドレーに続いて「あの頃」を思い出させる一曲。どこか懐かしくて、切なくて、甘酸っぱい、青春の記憶が蘇ると評判の1曲ですが、編曲を手がける中山博之さん曰く、最後は鈴虫が鳴く田園風景に佇んでいるイメージで、夏の終わりのような仕上がりにしたとのこと。各曲の中山さんによる詳しいアレンジエピソードは、こちらからチェックしてみてください!
仙台レポ03
3曲目「パッヘルベルのカノン」は、原曲では3つのヴァイオリンと通奏低音(チェンバロ)による小編成の曲ですが、チルクラシックではオーケストラの各楽器が加わったオリジナルアレンジで披露。楽器の数だけ音の重なりが生まれ、原曲とはまた違う豊かな響きを届けました。
「楓」は、2021年に開催されたチルクラシック最初の公演でも披露された一曲。あれから5年、各地のステージを重ねてきたこの曲が、今回仙台にもやってきました。
より原曲に近い曲想にアレンジされた「きらり」で会場が一体感に包まれると、続く「蕾」では繊細なオーボエの音色に導かれるようにして始まる世界へ。メロディに寄り添うカウンターメロディーが幾重にも織り重なり、各楽器が主旋律と対旋律を代わる代わる呼応するように紡いでいきます。サビ終わりに現れるピアノの力強いメロディと、それに応えるように続くオーケストラ全体の重なりは、まさに圧巻のひと言でした。
続いて、小編成ならではの息遣いが際立つ「Hello,Again~昔からある場所~」。ピアノの中山博之さん、ヴァイオリンのビルマン聡平さん、チェロの飯島哲蔵さんによる室内楽編成で披露されました。まるで夕日がそっと差し込むようなオレンジのスポットライトに照らされた3人の姿も相まって、会場中がその繊細な音色に耳を澄ませていました。
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「奏(かなで)」は、木管楽器による静かな始まりから、途中でドラムが加わることで徐々に躍動していくバラード。緩急のついたアレンジでたそがれ時のようなしっとりとした始まりから光を求めるような盛り上がりを描き、ラストはピアノの静かなアルペジオで消え入るように締めくくられました。
前半最後の「Sign」では、ラストにオリジナルの転調を効かせたアレンジで、後半へと期待をつなぎます。

<MC・楽器紹介コーナー>

MCでは、楽器紹介コーナーとして、公演ごとに異なる楽器が紹介されました。それぞれの奏者が誰もが口ずさめるような馴染み深いメロディーの一節を披露すると、会場からは「あの曲のあのメロディー、この楽器だったんだ」という驚きの声も。ふだん何気なく耳にしている音の正体を知り、オーケストラをぐっと身近に感じられるひとときとなりました。
今回ご紹介いただいたのは、ハープ:池城菜香さん、フルート:櫻井希さん、オーボエ:佐藤麻咲さん、クラリネット:小野寺緑さん、ファゴット:岡本あけみさん、サックス:佐藤こずえさん、ホルン:田嶋詩織さん、渡部鷹規さん、ドラム:竹内大貴さんでした!
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<後半〜ドラマティックな照明演出とオーケストラの魅力が詰まった圧巻のアレンジを堪能〜>

10. 言葉にできない 11. Pretender 12. 花 13. 夜空ノムコウ 14. 若者のすべて 15. Tomorrow never knows 後半の幕開けは、「言葉にできない」。ハープの静かな音色に続いて、木管・金管楽器がメインでメロディを紡ぎ、様々な「言葉にできない」想いを表現します。フルート・オーボエ・クラリネットが織りなす木管のハーモニーが美しく重なり、弦楽器がそれを支えながら、後半で同じ動きを繰り返すことで生まれる独特の余韻が印象的でした。
前の曲に続いて動画撮影が可能な「Pretender」。今日の思い出にと、スマートフォンを構えて演奏の様子を残す方々の姿があちらこちらに。撮影した動画はSNSへの投稿もOKになりますので、来場できなかった方も、ぜひ「#チルクラシック」で公演の様子を検索してみてください。
ラップを楽器で表現する「花」では、ラストにカラフルな花びらが舞うような照明演出も見どころのひとつ。続いて、誰もが知るメロディをトランペットソロが歌い上げて始まる「夜空ノムコウ」。シンプルな曲だからこその編曲の難しさを乗り越えた一曲で、聴きどころはラストのサビ。それまでとは表情を変え「The Orchestra」的な編曲へと様変わりし、クラシックとJ-POPを掛け合わせたチルクラシックらしい仕上がりを見せました。
仙台レポ07
「若者のすべて」は、前半は幻想的なアレンジ、サビからは原曲の雰囲気に寄り添う構成へと移り変わり、1曲の中に様々な物語を感じさせるフィナーレ前の一曲となりました。
プログラム最後を飾る「Tomorrow never knows」は、大サビにかけて赤やオレンジの照明とサーチライトが会場全体を彩り、公演のフィナーレにふさわしい盛り上がりを見せました。
仙台レポ08
仙台の夜に響いた音楽の記憶が、これからもそっと、皆様の日々に寄り添っていけることを、心より願っております。

<次回公演のお知らせ>

CHILL CLASSIC CONCERTは、全国完売を記念し、冬限定の特別公演「CHILL CLASSIC CONCERT -Winter Illumination-」を11月に幕張メッセにて開催いたします。幻想的なイルミネーションの中、史上最多となる45人のオーケストラメンバーが冬に聴きたくなるJ-POPの名曲をお届けします。詳細は下記をご覧ください。 https://www.chill-classic.jp/news/4JuIvqknp368mJ9DvFn1sM/
Winter Illumination KV正方形

<ご来場いただいた皆様のご感想>

アンケートよりいただいたご感想の一部を紹介いたします。
「途中で寝てしまうかなと思ったら、アレンジに感動して寝るどころではありませんでした。マイナスイオンとは異なる、心の洗浄をされた気分でした。」
「ずっと行きたいと思いつつも開催場所が遠方でなかなか機会に恵まれなかったけれど、今回は仙台ということでアクセスもしやすく大変嬉しかったです。開演と同時に生の演奏に感動し涙が溢れました。心から感謝いたします。ありがとうございました。」
「今回は素敵な初体験をありがとうございました!高齢者の両親も一緒に参加させていただきました。一般的なコンサート会場の席だと、高齢者の両親は長い時間座っていると腰やお尻が痛くなってしまい駄目だったのですが、このチルクラシックは席がビーズクッションやリクライニングチェアなど、他のコンサートでは決してない席で本当に有り難かったです。両親も初めてのクラシックコンサートを見て、本物の音を聞くことができ感動しています。」
「音楽は人の心に響き、心を動かせるものと思っておりましたが、音楽の素晴らしさを改めて感じた公演でした。今回は大切にしているパートナーと聴かせていただきましたが、一生の思い出のひとつとなりました。素人には遠い存在のオーケストラでしたが、身近に感じられる機会を与えていただき感謝しております」
この度は、「CHILL CLASSIC CONCERT -BEST SELECTION 2026-」 仙台公演にご来場いただき、誠にありがとうございました。秋・冬の公演でも皆様にお会いできることを、スタッフ一同心より楽しみにしております。

協賛

明治安田生命保険相互会社、ローソンチケット

共催

tbc東北放送

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