2025.06.26公演情報
CHILL CLASSIC CONCERT 2025 Nagoya セットリスト&楽曲アレンジ秘話 公開!

「G線上のアリア」
「白日」
「やさしさに包まれたなら(作詞・作曲:荒井由実)」
「Summer(作曲:久石譲、編曲:中山博之)」
「プラネタリウム」
「ただ君に晴れ」
「旅路」
「たしかなこと」
「水平線」
「怪獣の花唄」
「115万キロのフィルム」
「オレンジ」
「TSUNAMI」
「若者のすべて」

東京藝術大学作曲科卒業。
主な編曲作品「ジブリ・ザ・クラシックス」/Xbox360「ブルードラゴン」/「ロスト・オデッセイ」/「【DS版】ファイナルファンタジーIII」オープニング/「グイン サーガ」/「キングダムハーツ・ピアノコレクションズ」/「浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2009-10 カプリース」/「ファイナルファンタ ジーPIANO OPERA I / II / III、IV / V / VI、VII / VIII / IX」/「ファイナル ファンタジーオーケストラアルバム」/「Distant Worlds music from FINAL FANTASYコンサート」/「memoria!/下村陽子25周年ベストアルバム」/Apple Arcade「ファンタジアン」オーケストラピアニストとして東京交響楽団、日本フィルハーモニーとの共演、映画・TVコマーシャル音楽のピアノ演奏レコーディング、フィギュアスケートの 浅田真央選手がプログラムに使用した「カプリース」、NHK朝の連続テレビ 小説「梅ちゃん先生」の演奏を担当。
2006年 ポーランド大使館でショパン作品を演奏 2010年 ショパン生誕200年記念・NHKカルチャー主催のワルシャワ交流祭 ツアーに参加、ワルシャワ・パリにてショパンを演奏し喝采を浴びる。2011年 NHKラジオ第2文化講演会「ショパンとその時代」に出演 2012年 スペインのマヨルカ島、スイスツアーを開催 2014年 ブラジル・サンパウロにて海外初の「ピアノ・オペラ ファイナル ファンタジー」(国際交流基金主催)コンサートに出演 2015年・2016年「ピアノ・オペラ ファイナルファンタジー」ワールドツアー、パリ・ブリュッセル・ストックホルム・ロンドン・台湾・韓国・香港・シンガポール・ブラジル・メキシコ・ニューヨーク・ロサンゼルス公演に出演。2018年 東京白寿ホールにて、中山博之個展を開催。2021年東京オリンピック2020の開会式において、オーケストラ編曲したファイナルファンタジー""勝利のファンファーレ""が使用された。2022年10月から12月までNHKラジオ第2において、芸術その魅力「19世紀パリ音楽サロンへの旅」が13回にわたり放送される。2023年2月シンガポールにて、ファイナルファンタジーピアノリサイタルにソリストとして出演。2024年10月岐阜県で行われた国民文化祭開会式において、天皇皇后両陛下ご臨席の中、プッチーニ作曲トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」の室内楽編曲、ならびにピアノ演奏をする。
現在スクエア・エニックス公式YouTubeにて、ファイナルファンタジー作品等を編曲・演奏。https://www.youtube.com/channel/UCMx60HYcw1ieiPlZZagfqXQ
桐朋学園芸術短期大学非常勤講師、NHK、読売カルチャー講師。
楽曲アレンジ秘話
「ロビンソン」
スピッツの原曲の持つ良さを生かしたアレンジにしています。オープニングを意識して、コンサートへ誘うワクワク感を大切にしました。期待感を高めつつも、序盤でお腹いっぱいにならないように気を配りました。
「G線上のアリア」
はい。「G線上のアリア」は、ピアノとヴァイオリンのみで演奏するもの、パイプオルガンで演奏するもの等複数のアレンジがありますが、今回は原曲となっている、バッハ作曲管弦楽組曲第3番2曲目の弦楽器版でお届けします。
「白日」
King Gnuの曲ですね。彼らの楽曲が持つ独特なパワーを、オーケストラという形で表現したらこうなるだろうというアレンジを意識しました。特に冒頭のサックスソロにぜひご注目ください。
「やさしさに包まれたなら(作詞・作曲:荒井由実)」
魔女の宅急便の曲ですよね。あの世界観のメロディーを奏でる楽器は、やはり木管楽器ですかね。先ほどの元気な曲たちとは異なり、フルート・オーボエ・クラリネットが主役になり、爽やかで軽やかな世界観を表現します。魔女の宅急便の主人公って田舎に住んでいましたよね。ホルンの音色で、その田舎の草原のような雰囲気を表現しています。
この原曲はアコースティックギターが特徴的なのですが、チルクラシックではギターがいないので、弦楽器をギターのパートに見立てた構成にしています。弦楽器がどのように演奏するか、注目して聴いてみてください!
「Summer(作曲:久石譲、編曲:中山博之)」
グリーティングカードの特典曲ですよね。原曲もオーケストラではありますが、久石譲さんが描いた世界観を、チルクラシックの編成で再構成しました。原曲の良さを生かしながら、チルクラシックらしい構成でお届けします。
「プラネタリウム」
そうです。長年共演している2人による演奏です。小編成ならではの繊細な響きで、ヴァイオリンとピアノの音色に包まれるような癒しの空間に感じていただけると思います。幻想的で切ない雰囲気になっています。
「ただ君に晴れ」
はい。以前の素朴なアレンジから、今回は木管・打楽器・ハープ・ピアノ・弦楽器を用いて、より幻想的な風景が広がるようなアレンジにしています。色合いも前半とはまるで変わった印象で、チルにふさわしいアレンジになったと思っています。
「旅路」
そうですね。これまでアレンジした100曲近くの中でも、特に気に入っている曲です。最初はジャズのような雰囲気から始まり、最後は感動的なサビへと展開していきます。特にラストのサビでは、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロが全員でメロディを奏で、壮大なクライマックスを演出しています。
「たしかなこと」
幅広い世代に親しまれている楽曲なので、小田和正さんの原曲のイメージをそのまま表現することを考えました。
オーケストラでいろんな楽器が重なって、少しずつ集まっていくような、あたたかさと感動を感じられるように仕上げました。
実は、出だし部分はかなり悩んで、5回くらい書き直したんです。
弦楽器で始めるか、フルートにするか…でもフルートだと華やかすぎるかな、と。
最終的には原曲の流れを大切にしたくて、木管楽器から入ることを決めました。
木管楽器、弦楽器からグロッケン、ハープへと続く流れは、我ながら良かったなと思っています。
「水平線」
ピアノの爽やかな導入から始まり、オーボエへとメロディが引き継がれていきます。後半に向けて、心地よく入り込める楽曲になっています。
「怪獣の花唄」
構成を変えて冒頭をゆっくりにしてみました。緩急をつける事により、後半の疾走感が活きてくるかなと思います。 速くなってからの弦楽器の刻みがかっこ良いので、注目して聴いてみてください。
「115万キロのフィルム」
これも原曲重視なんですが、途中で突然ドラムがいなくなり、ファンタジックな世界を表現しています。そして最後のサビを転調させ、より輝かしい雰囲気にしています。
「オレンジ」
複数の楽器が次々にメロディを交代しながら奏でる構成にしています。まさにどの楽器も主人公、というようなアレンジです。いろんな楽器が歌うような展開が、この曲の面白さでもあると思います。ぜひ、それぞれの楽器のメロディラインに耳を傾けてみてください。
「TSUNAMI」
原曲は歌から急に入るんですが、今回のアレンジではイントロをちょっと映画音楽っぽい感じにしています。特にメロディの背景を作っている弦楽器のハーモニーを存分に味わって欲しいなと思います。
「若者のすべて」
まさにコンサートの締めにふさわしい楽曲だと思っています。まるで壮大な“エンディング”のように、今までの演奏を振り返りながら華やかに終わる構成にしています。
今回、チルクラシックとしては初めての名古屋公演。
初めての場所ということで、少し緊張もありますが、新しい土地、新しいお客さまと出会えることを、今からとても楽しみにしています。
どんな雰囲気になるのか、こちらもワクワクしながら臨ませていただきます。
ぜひ、名古屋の皆さんと一緒に“チル”な空間をつくれたら嬉しいです。
お会いできることを楽しみにしています。
公演タイトル
CHILL CLASSIC CONCERT 2025
会場
愛知・ポートメッセなごや 第2展示館
〒455-0848 愛知県名古屋市港区金城ふ頭2丁目2−7
公演日時
DAY1:2025年6月28日(土)
第1公演 開場11:00 / 開演12:00
第2公演 開場14:30 / 開演15:30
第3公演 開場18:00 / 開演19:00
DAY2:2025年6月29日(日)
第1公演 開場10:00 / 開演11:00
第2公演 開場13:30 / 開演14:30
第3公演 開場17:00 / 開演18:00
※公演時間は約90分程度を予定